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渋沢栄一 明日を生きる100の言葉



感想

 明治・大正時代の事業家で500の会社設立に関わった人。著者は渋沢栄一の玄孫にあたり、彼の話した言葉を現在に訳し、なぜ彼はそう言ったのかの説明が付け加えられている構成。彼の歴史的偉業などは詳しく書いていないが、言葉からその人柄が分かってきた。世界一の富豪になっても意味がない、それが必ずしも国家社会の利となるわけではないと言っている。ただ税金を払って社会貢献がなったのではなく、影響力をもっと世間に貢献すべきと説いている。金儲けだけではだめなどは心に響いたが、金儲けも大事でバランスが必要とも。私の場合はこっちの方が心に突き刺さった。どこか金儲けは汚いイメージが心の隅にあるので嫌だったが、金儲けと社会の貢献は両立できると思えてくる。実行するのは難しそうだが、彼は実行しているので何か伝わってきた。目標などなくした時にもう一度読みたくなる本。
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満鉄全史「国策会社」の全貌


ポイント
満鉄の歴史を歴代総裁と政治に経済の支点から描く作品
路線地図に満鉄の経済状況の推移が分かる図など資料も掲載


感想
満州国が出来る経緯が満州鉄道と関係が深い理由が書かれている
満州は満鉄なしには成り立たなかった
満鉄は物流で日本と満州の経済ブロック圏を築く上で必要があった
満州は鉄などのエネルギー物質を日本に安く輸出することを目的に活動していった
だが国内のエネルギー関連の企業の反対に合うなどうまくはいかなった
他の産業もあまりうまくいかず満鉄だけが初期の満州経済であるような状況なのが分かった
それが歴代の満鉄総裁が線路を拡大していく過程で満州映画やホテルなどもうまくいくようになった
うまくいくようになってくるがいつも政治が絡んできた
内閣が変わるたびに総裁も変わるような状況が続き日本国内と大陸の考えは一致しないまま年月を重ねた
満州の未来のビジョンが描かないまま軍隊の関東軍が介入し始めた
満鉄の総裁も軍に協力的になっていったことが満州国に繋がっておもしろかった
日本人は大陸でビジネスする大変さとビジョンがないこと
今だにその感じが残る日本の政策を考えさせてくれた
最後には満鉄は中国とロシアに完全譲渡された
満鉄の資料なども中国にあるので本当に残念だ

図説 明治の企業家


ポイント
幕末から明治にかけて起業した偉人たちの歴史を図と写真で解説
50人の企業家を事業の仕方で分けている
感想
岩崎弥太郎の三菱や渋沢栄一の第一国立銀行など名企業家から解説しているので入りやすかった
横の繋がりなどで偉人たちが分かりやすくしていた
一人一人の逸話は少ないが明治の企業家の全体像はつかめた
明治は新時代が来たというベンチャー企業がたくさんでた時代だ
電気、鉄道、医療、銀行など今のインフラに欠かせないものがたくさんできた
偉人たちの偉業に感動した
ただ戦争によって大きくなる企業もたくさんあった
戦争は嫌いだが景気が良くなる矛盾がかいわ見えた
おもしろかったのが幕末から明治の長者の推移だ
長者が次の時代に何人残っていたか見える点が良かった
今の時代は明治と一緒で不安定な時代だからこそ前に進まなければならないと教えてくれる感じがした

歴史を読む(山田方谷に学ぶ改革成功の鍵)


ポイント
幕末備中松山藩の財政再建に成功し、藩だけでなく幕府にもただいな貢献をした
山田方谷(やまだほうこく)の生涯と財政改革、教育改革、軍制改革をひもといて現代の日本経済に役立つヒントを紹介
感想
山田方谷と聞いて、岡山の閑谷学校を作った人と地元の人はそんなイメージしかない
それ以外にも、徳川慶喜の大政奉還の起草のおおもとを作ったり、備中松山藩の借金600億円を7年で返し600億円の黒字にする抜群の経済センス
経済だけでなく軍制でも、農民を兵にする里正(りせい)隊を作った
この里正隊は奇兵隊より10年も早く作られて、久坂玄瑞も視察に来ている
けっきょく幕末では征討軍とは戦わなかったが敵も恐れて攻撃できなかった
これだけ文武にバランスが良く教育にも力を入れた人がもっと有名になってもいいと思う
岡山でも大河ドラマに押す一部の人の気持ちが分かる
今の日本経済を打破するには多様性が重要と作者の意見が伝わってきた

歴史を読む(江戸の都市プランナー)


ポイント
天保の改革の時代に、江戸で町人をまとめる名主に熊井理左衛門(くまいりざえもん)がいた
理左衛門に焦点を当て、江戸の都市機能と牢獄について書いている
感想
理左衛門はただの名主ではなく、まかされる町内も複数支配し、名主のまとめ役として他の2人の名主といっしょに都市運営を町奉行に任されていた
理左衛門は若くして名主になる
永代橋の事件をきっかけに注目される
事件は、町で祭が行われる日、永代橋の下を徳川御三家の一橋家が船で通行する時、橋の上から眺めるのは無礼にあたることから橋を封鎖したことにより人があふれ出す
橋が壊れ百人以上の犠牲者が出た
その時の救護活動と対応が認められ一目置かれ後輩の面倒見もよく名主のまとめ役になった
特に河川の大掃除で江戸の海運が復活する活躍が残る
ただある時、砂糖商人からワイロを受け取った罪で捕われてしまう
これはぬれぎぬで、政治権力が絡んでくる
あまりにも三人の名主の権力が強くなりすぎたからだ
最後は江戸から追放されて十里四方で移住を禁止する刑が施行されるのは残念だ
政治権力に振り回されて結局優秀で人気ある人の力が上手く使われていない、現代でも同じようなことがある
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